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ありがとうを君に…
第6章 不調

「脳には異常ありませんでしたので、大丈夫ですよ
お薬出しておきますので、飲んでください」

えっ…?それだけ??

言い終わるとすぐに診察室から出された
大きな救急病院に来たのがいけなかったのか
簡単に済まされた

その日から薬を飲んだが、食欲もなく食べてない
私にはマズかった…胃をやられてしまい
吐き気まで出てきたのだ

次の日、他の個人病院へ行き点滴をしてもらった
体が水分を吸い込んでる感覚がした
気持ちいい、楽になっていく…自分でわかった

結果、3本点滴をしトイレへ…
トイレから出ると、コーヒーを準備してくれていた

喉を通って行く水分がこんなに美味しいなんて…
と、素直に思った

看護師さんから
「脱水症状になってたね、飲み物も飲む事が出来て
よかった…」

先生からも
「明日またおいで、また点滴しよう」
と、言われその日は帰った


気分が良くなった私は、このままいけば治ると
疑わなかった

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