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閃光
第1章 閃光
ドォーン!

車窓の外で上がる花火
その色が真っ暗な窓ガラスを彩り
傍目からは中で何が行われているか、見えない

真翔の手のひらが
暗い車内から現れ窓ガラスを叩き
直ぐに消える



……はぁはぁはぁ

車内温度が上がり、冷たかった凛の体も次第に湿気を帯びる
重なる肌、重なる唇

横に寝かせた凛の裸体は細く
しかし何処か色気の様なものを纏い、真翔を魅了させる
凛は見られたのが恥ずかしいのか、少し身を捩って懇願する様に瞳を潤ませた

「……凛」

凛の吸い付く様な太腿に指の腹を滑らせた後、腿裏に手を差し入れ、膝を立たせる
そしてその膝を押し開けば、抵抗する事無く容易に従う
その間から、雄の匂いに紛れた微かな甘い香りがし、真翔の情熱が滾った

柔くしなやかな内腿にちゅ、ちゅ、と啄むキスをしながら、凛の緩く起ち上がるそれに近付く

「……っ、だめ…」

熱い息を吐きながら
凛が小さく鳴いた


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