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魔王様の小噺
第2章 姫様に弱いんです
魔王様の小噺
第2章 姫様に弱いんです

リシュティア「わーかわいい。ルシュラこれ買ってー」

ルシュラ「そのウサギのぬいぐるみが欲しいのか?」

リシュティア「あとこれも!」

ルシュラ「魔王様のぬいぐるみか。ああ、いいよ」

クオイ「ルーくんはリアに弱いよなーやっぱりロリコンなのか」

ルシュラ「可愛いのは確かだが、僕はロリコンじゃない。で、その手に持ってるのはなんだ」

クオイ「俺もリンゴさんクッションほしいなあ。ねールーくん買ってよ~」

ルシュラ「ど・う・し ・て、僕が買うんだ?」

クオイ「あれーおかしいな?ルシュラは俺たちの保護者だろ?」

ルシュラ「リシュはな。お前は居候だろう」

クオイ「やーん。ルーくん顔がこわーい」

リシュティア「ルシュラ、クゥちゃんにも買ってあげて!いちご我慢するから!」

ルシュラ「う……」

リシュティア「ねえお願い」

ルシュラ「……わかったよ」

クオイ「いやあ~ルーくんは話せば、わかるヤツだって思ってたからさ。よし!リアの好きなイチゴのケーキおごってやるからな。ルシュラのおごりで!」

リシュティア「わーい♪クゥちゃんだいすきっ」

ルシュラ「クオイ待たないか!こら、リシュも……くっ、逃げられた。あの居候め……」


こうしてまた、クオイの分まで払わされたのだった。


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