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友泉(ゆうみ)とたっくん
第1章 友泉(ゆうみ)とたっくん
そして、お見合いの日がやって来ました。

いまこく(今治国際ホテル)の一階のエントランスのカフェテリアで、ぼくは今村さんとお会いしましたあとカフェテリアで、お見合いの相手の女性(ひと)が来るのを待っていました。

「おそいわね…友泉さん、どうしたのかしら…」

お約束の時間を30分以上過ぎていましたので、ぼくと今村さんはものすごく心配になっていました。

友泉さん…

一体、どうしたのだろうか…

もしかしたら…

お見合いがイヤになってしまったので、来なくなってしまった…

…と言うわけじゃないでしょうね。

今村さんとぼくがものすごく心配になっている中でありましたが、60代の夫婦がお見合い相手の女性を連れてエントランスのロビーにやって来ました。

この時、お約束の時間よりも60分も遅れて到着をしましたが、夫婦はお見合い相手の女性に早くしなさいとせかしまくっていました。

「友泉(ゆうみ)、早くしなさい…」
「ちょっとあなた!!せかさんといてくれるかしら!!」
「せかしたくもなるよ!!」
「あなたが悪いのでしょ!!」
「なんでおれが悪いのだ!!」
「タクシー呼んだ方がいいよというているのにあなたが車で行くと言うのが悪いのでしょ!!」
「すぐに着くと思っていたのだけど、工事で渋滞になっていたから遅れたと言えばこらえてもらえるんだよ…」
「あなた!!」

この時夫婦はああでもないこうでもないとグダグダグダグダと言うてケンカをしていたので、ぼくはお見合いをやめようかと思っていました。
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