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友泉(ゆうみ)とたっくん
第1章 友泉(ゆうみ)とたっくん
それから数時間後に、ぼくは一般の病室に移りましたが、病室は絶対安静モードに入っていたので、かあさんは病室に入ることができませんでした。
入院病棟のロビーにて…
かあさんは、くすんくすんと泣きじゃくっていたのでありました。
「たっくん、死なないで…死なないでたっくん…友泉…友泉、たっくんに甘えてばかりいたから…たっくんを助けてあげることができなかった…ごめんね…たっくんが帰ってきたら、今度は友泉がたっくんを助ける…来年のバレンタインデーの次の日に、挙式披露宴をあげようね…と約束していたのに…それなのに…たっくんが死ぬなんて…イヤ…イヤ!!くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…」
入院病棟のロビーにて…
かあさんは、くすんくすんと泣きじゃくっていたのでありました。
「たっくん、死なないで…死なないでたっくん…友泉…友泉、たっくんに甘えてばかりいたから…たっくんを助けてあげることができなかった…ごめんね…たっくんが帰ってきたら、今度は友泉がたっくんを助ける…来年のバレンタインデーの次の日に、挙式披露宴をあげようね…と約束していたのに…それなのに…たっくんが死ぬなんて…イヤ…イヤ!!くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…くすんくすんくすん…」