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第4章 ラチッタデラ

「もしタイプじゃなかったとしても苦情をいうつもりもはありませんので女の子の選択はお任せします」

指名なんて端からするつもりはなかった。

佐目からは三万円しか握らされていない。

指名料金は三千円とネットの広告に記されていた。

ただ、たとえ三千円だとしても自腹で払うつもりも毛頭なかった。

女の子が誰でもいいという訳ではない。

ただ、指名したとしても写真と現実とのギャップで落胆したくなかったのだ。

最近の画像加工技術は進化している。

指名をして期待を裏切られるのが嫌だった。