パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 兄の彼女

もし仮に、元カノである勝見愛の相手が自分ではなく、誰もが認めるモデルのような顔立ちで、金持ちで背が高く、なおかつ性格が良かったとしても、「ＥＤ」という病気を抱えた男ならば、例え付き合い始めたとしても、数週間後には別れてしまうだろう。

いくら完璧に見える男性でも、勃起不全という症状を抱えた男ならば、ほとんどの世の女性たちは受け入れたりはしないはずである。

「ＥＤ」というのはそれくらい致命的な病気なのだ。

そのシナリオの結末は、当事者である智広ならば容易に想像できる。

「自分はそんなにカッコよくありませんよ」と笑いながら否定してみる。「でも愛先輩からそういってもらえるとすごく嬉しいです」