この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セックスと愛とフレグランス
第8章 とまどい
しかし、ドアが叩かれることはなかった。

気のせいか、と思い再び目を閉じる。

すると、今度は間違いなく扉をノックする音が智広の耳に届いた。

はいっ、と上半身を起こしながら顔を扉に向ける。

今度は、「愛です。智広くんいる?」と桐原愛が小声で囁いた。

慌てて立ち上がると扉に近づく。

不思議に思った。

愛先輩は、智広の部屋に人目をはばかるような訪問をしたことは今までなかったからだ。

智広が、ただベッドに横になっていただけだから、控えめなノックの音が聞こえたのだが、仮に、テレビを観たり音楽を聴いていたら間違いなく彼女のノックの音には気がつかなっただろう。

逆にいうと、智広が気づかなったら、「何もなかった」で済ますような、そんな雰囲気なのだ。
/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ