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セックスと愛とフレグランス
第3章 シャーク

彼女に会うのが怖いのだ。
あの蔑む目で見下ろす彼女の顔が頭に浮かぶ度に、もう二度と勃起しないような気がしてしまうからである。
ただ、EDの治療は継続中なのですでに回復しているかもしれないが、実際、本番を行ってみないとフィニッシュまで辿り着けるのか定かでないのがこの病気の難点である。
じつはな、と智広は声を落とした。
周囲に客や店員がいないのはわかっているが、どうしても声を潜めてしまう自分がいた。
というのも、勃起不全というのは、男にとって非常に情けない病気なのだ。
「俺……EDなんだ」
あの蔑む目で見下ろす彼女の顔が頭に浮かぶ度に、もう二度と勃起しないような気がしてしまうからである。
ただ、EDの治療は継続中なのですでに回復しているかもしれないが、実際、本番を行ってみないとフィニッシュまで辿り着けるのか定かでないのがこの病気の難点である。
じつはな、と智広は声を落とした。
周囲に客や店員がいないのはわかっているが、どうしても声を潜めてしまう自分がいた。
というのも、勃起不全というのは、男にとって非常に情けない病気なのだ。
「俺……EDなんだ」

