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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第4章 〜郁美、屋外公開露出調教〜
ニセ出張の土曜日の朝、出張を装ったそれなりの服装と荷物で家を出た。

私の不在は、二人にとって最も安心して密会できる機会のはずだ。

必ず二人は会うと確信した。

まずは郁美が家を出てどこに向かうのか、後をつけてみるつもりだが、やってみるとこれが難しい。

郁美がいつ家を出るのか。

長時間監視できる場所がない。

スーツでうろつくのも面倒だ。

とりあえず、荷物を駅のコインロッカーに入れ、トイレで軽装に着替えた。

その後は、決め打ちで家から大通りまでの途中にあるファミレスに入り、付近を郁美が通ることを祈りつつコーヒーのお代わりを続けた。

午前11時過ぎ、郁美が私のいるファミレスのほうに歩いてくるのを見つけた。

今日は前がボタンダウンのグレーのワンピースにレースのスカーフといった服装だ。

荷物はハンドバッグだけで、意外に軽装だった。

お泊まりデートなら、もう少し荷物も多いはずだが、泊まりがけではないのだろうか。

郁美の後をつけるにはファミレスを出るタイミングが難しい。

なんとか見失わないタイミングでファミレスを出ると、あとをつけてみた。

郁美は最寄りの駅に向かうかに見えたが、駅を素通りし、さらにしばらく歩いた。

駅近くの大型ショッピングモールへ入ると、エレベーターに乗り込んだ。

何階で郁美が降りるかはわからないが、なんとなく直感で、屋上の駐車場へ行くのではないかと感じ、エスカレーターを駆け上がった。

屋上に着く寸前、郁美と鉢合わせないよう周囲を見渡して屋上を見ると、郁美が駐車場中央に歩いていく姿があった。
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