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セイドレイ【完結】
第28章 功罪
絡め合う舌が糸を引くほどに、しつこく熱いディープキスの応酬が続く。

失禁の解放感も相まって、それは亜美に新しい快感をもたらしていた。

ついさっきまで、死の恐怖に晒されていたというのに。
そして、この男がその張本人だと言うのに。




長いキスを終え、酒井はバルコニーの手すりに亜美の手をつかせた。

突き出された亜美の白い尻が、月明かりに照らされている。

小柄なカラダに不釣り合いとも言えるその肉感的な尻は、くびれのせいでより強調され、男の情欲を掻き立てるには十分過ぎる程だった。

酒井は立ちバックの姿勢を取ると、そのワレメにそそり立つ肉棒をあてがい、何の躊躇いもなく一気に奥まで突き刺した。

「あぁっ…!あっ……ああっ…!!」

亜美は手すりにしがみつき、あまりに大きいそのサイズに仰け反りそうになるのを必死で堪えようとする。

酒井の亀頭は亜美の子宮口を易々と捕え、ポルチオを刺激する。

重いピストンが容赦なく繰り出される度に、亜美は声を押し殺そうとするが、もはやそれは無駄な抵抗だった。

漏れ出した亜美の喘ぎ声が微かに、部屋の中にいる本山まで聴こえてくる。

その声が、苦しみから徐々に色情を帯びたなまめかしい女の喘ぎに変わっていくようだった。


囚われの身となった今、当然ながらもうピルを服用することはできない。
程なくしてその効果は消え、再び妊娠できる状態に戻るだろう。





「…ほらっ?分かるかっ…?子宮口に当たってんのが分かるかっ!?チンポの先がコリコリするぜ??お前が妊娠したがってる証拠だよっ!」


「いっ!いやぁ…んっ…あんっ!……あんっ…!」


「…へっ!いいぞ!もっと哭けっ!!これから何度でも孕ませてやるよっ!!お前の子宮がぶっ壊れるまでなぁっ!!」


酒井のおぞましい言葉を背に浴びながらも、亜美は頭のてっぺんから足の指先まで響き渡る快感に打ちひしがれていたーー。
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