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セイドレイ【完結】
第52章 親展

ひとまず落ち着いた2人は、ベッドの中でピロートークをする。
亜美は、男の毛深く太い腕を枕にしていた。
「...ふぅ。えっと...あ、そういやまだお名前も聞いて無かったよね?僕は正彦、って言うんだ。君は?」
「マサ...ヒコ?」
その名の響きは、亜美にとっては特別なもの。
急に胸が締め付けられるような感覚に陥る。
「...うん?どうしたの?僕らの年代なら特別珍しい名前でもないよ。で...君の名前は?」
「あっ...えーと...私は...亜美、です」
「亜美ちゃんかぁ...可愛い名前だね。もっとこっちにおいで...」
「は...い...」
「...ん~。女の子って何でこんなにいい匂いがするんだろう。こうしてるだけで癒される...」
男は亜美の頭を撫でながら、その匂いを嗅いでいる。
「でも...まだ信じられないよ。どうして君みたいな...亜美ちゃんみたいな子が...僕みたいなキモいおっさんを誘ってくれたの?しかも、あんな場所でいきなり...最初は何か騙されてるのかなと思ってびっくりしちゃった...」
「...におい...でしょうか。正彦さんのにおい...」
「...え、えぇ?本当に??そんな...亜美ちゃんみたいないい匂いなら分かるけど...僕なんて...はは。会社の女の子達からも嫌われてるのに。変わった子だね、亜美ちゃんは...」
「...あの...私やっぱり...変、でしょうか...?」
「う~ん...。僕からすると亜美ちゃんは女神様みたいだけど。普通に考えたらちょっと変なのかもね。でも...」
「...でも?」
「いいんじゃないかな?誰かに迷惑かけてる訳でも無いし...。むしろ、こうして僕を幸せにしてくれてるんだからさ。だから僕は大歓迎。僕はこのまま世間から邪魔者扱いされて死んで行くだけだと思ってたけど、生きてりゃこんないいこともあるんだなぁ...」
「そんな...大袈裟ですよ...私なんて...」
「いやいや。本当に。ねぇ、込み入ったこと聞いちゃうけど...亜美ちゃんは旦那さん...居るの?」
「.....いえ。シングルマザーです」
「そっか。色々大変だろうね...。じゃあ彼氏は?そんだけ可愛かったら当然居るよねぇ。あ、もしかしてたくさん居るとか?」
「...いや...そういう人は...居ません」
亜美は、男の毛深く太い腕を枕にしていた。
「...ふぅ。えっと...あ、そういやまだお名前も聞いて無かったよね?僕は正彦、って言うんだ。君は?」
「マサ...ヒコ?」
その名の響きは、亜美にとっては特別なもの。
急に胸が締め付けられるような感覚に陥る。
「...うん?どうしたの?僕らの年代なら特別珍しい名前でもないよ。で...君の名前は?」
「あっ...えーと...私は...亜美、です」
「亜美ちゃんかぁ...可愛い名前だね。もっとこっちにおいで...」
「は...い...」
「...ん~。女の子って何でこんなにいい匂いがするんだろう。こうしてるだけで癒される...」
男は亜美の頭を撫でながら、その匂いを嗅いでいる。
「でも...まだ信じられないよ。どうして君みたいな...亜美ちゃんみたいな子が...僕みたいなキモいおっさんを誘ってくれたの?しかも、あんな場所でいきなり...最初は何か騙されてるのかなと思ってびっくりしちゃった...」
「...におい...でしょうか。正彦さんのにおい...」
「...え、えぇ?本当に??そんな...亜美ちゃんみたいないい匂いなら分かるけど...僕なんて...はは。会社の女の子達からも嫌われてるのに。変わった子だね、亜美ちゃんは...」
「...あの...私やっぱり...変、でしょうか...?」
「う~ん...。僕からすると亜美ちゃんは女神様みたいだけど。普通に考えたらちょっと変なのかもね。でも...」
「...でも?」
「いいんじゃないかな?誰かに迷惑かけてる訳でも無いし...。むしろ、こうして僕を幸せにしてくれてるんだからさ。だから僕は大歓迎。僕はこのまま世間から邪魔者扱いされて死んで行くだけだと思ってたけど、生きてりゃこんないいこともあるんだなぁ...」
「そんな...大袈裟ですよ...私なんて...」
「いやいや。本当に。ねぇ、込み入ったこと聞いちゃうけど...亜美ちゃんは旦那さん...居るの?」
「.....いえ。シングルマザーです」
「そっか。色々大変だろうね...。じゃあ彼氏は?そんだけ可愛かったら当然居るよねぇ。あ、もしかしてたくさん居るとか?」
「...いや...そういう人は...居ません」

