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甘い瞬間まで待っていて
第9章 お礼
「ごめんね、何十年も黙っていて。
貴方のお父さんと十三回忌で話すと
約束していたからね。」
「?」
「悠妃のお父さんは
ステージ4の胃がんだったんだよ。
恨まれてこのまま死ねばいいと思ったんだろうな。」
「…父さん」
悠妃はうつむき涙が伝う。
家族である母や私まで騙すなんて。
「俺はしつこく問いただしたんだよ。
島が犯人だろうって。
誰にも言うなと口止めされたんだ。」
斉木さんはそういうと
横領してのは 島という社員。
お父さんは横領していなかったと話した。
島は別件の横領で
捕まったと
響也の父に警察から連絡が来たのだと言う。
「響也君とも 前月頃から見舞いに来てくれてね。」
「斉木さん、なかなか居場所
教えてくれなかったから」
「会えばポロっと言ってしまいそうだったからね。」
貴方のお父さんと十三回忌で話すと
約束していたからね。」
「?」
「悠妃のお父さんは
ステージ4の胃がんだったんだよ。
恨まれてこのまま死ねばいいと思ったんだろうな。」
「…父さん」
悠妃はうつむき涙が伝う。
家族である母や私まで騙すなんて。
「俺はしつこく問いただしたんだよ。
島が犯人だろうって。
誰にも言うなと口止めされたんだ。」
斉木さんはそういうと
横領してのは 島という社員。
お父さんは横領していなかったと話した。
島は別件の横領で
捕まったと
響也の父に警察から連絡が来たのだと言う。
「響也君とも 前月頃から見舞いに来てくれてね。」
「斉木さん、なかなか居場所
教えてくれなかったから」
「会えばポロっと言ってしまいそうだったからね。」