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嫁の貸し出し始めました
第15章 夜の闇に…。
宮部静香は
7つ年上の旦那である
宮部豊【ミヤベ ユタカ】に
苛立ちを覚えるときがある
腕のいい大工職人だそうだが
数年前から
糖尿を患い
その頃から
とんと夜の営みがなくなっていた。
それがきっかけで
夫婦仲は加速度的に
冷めた関係になり
今では同居人としか感じられないときもあった
息子の亜斗夢【アトム】も
10歳になると
昔ほど『ママっ!』と甘えてこなくなり…
家庭のなかで
静香はたまに
言いようのない寂しさを覚えていた
『私…このまま女としても朽ちていくの!』
そう考えると
不安になっていた
今日だって
精魂込めて作った
夕飯のロールキャベツに
旦那のユタカも息子のアトムも
『美味しかった』の言葉もなく
むしゃくしゃと食べて
アトムはゲーム
ユタカは先に風呂に入り眠った。
『アトム!あんたいつまでゲームしてるの?早く寝なさい!いつも朝起きれないでしょう!』
そう語気を荒げて
ようやく
アトムも寝室に行った。
夜の10時頃
こうしてようやく
静香は一人の時間を持てるようになる
そんな日常だった。
7つ年上の旦那である
宮部豊【ミヤベ ユタカ】に
苛立ちを覚えるときがある
腕のいい大工職人だそうだが
数年前から
糖尿を患い
その頃から
とんと夜の営みがなくなっていた。
それがきっかけで
夫婦仲は加速度的に
冷めた関係になり
今では同居人としか感じられないときもあった
息子の亜斗夢【アトム】も
10歳になると
昔ほど『ママっ!』と甘えてこなくなり…
家庭のなかで
静香はたまに
言いようのない寂しさを覚えていた
『私…このまま女としても朽ちていくの!』
そう考えると
不安になっていた
今日だって
精魂込めて作った
夕飯のロールキャベツに
旦那のユタカも息子のアトムも
『美味しかった』の言葉もなく
むしゃくしゃと食べて
アトムはゲーム
ユタカは先に風呂に入り眠った。
『アトム!あんたいつまでゲームしてるの?早く寝なさい!いつも朝起きれないでしょう!』
そう語気を荒げて
ようやく
アトムも寝室に行った。
夜の10時頃
こうしてようやく
静香は一人の時間を持てるようになる
そんな日常だった。