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舞い降りた天使
第15章 真実
side 真穂
気が遠くなるような絶頂のあと
巧くんは
私を仰向けにすると
「俺も、もう無理」
そう耳元で囁いて
また
私と巧くんは一つになった
それから
巧くんが果てたのは
そのすぐ後
果てると
荒い呼吸のまま私に重なり
二人繋がったまま
巧くんは
なかなか離れないでいた
微かな汗の匂い
耳に届く荒い呼吸
私の首元に頰を摺り寄せる
甘えるような仕草
全てが愛おしくて
巧くんの髪を撫でると
巧くんは
八重歯を見せて笑いながら
また少し腰を動かした
「抜きたくない」
「もう十分」
「やだ」
「クスッ」
「仕方ない…」
そう言って
巧くんは
ゆっくりと私の中から
いなくなってしまった
その瞬間
なんだか
夢から覚めてしまったような気がして
私は
少し泣きそうになっていた
ほんとは私も離れたくなかった
ずっと
巧くんと繋がっていたかった
時間が止まればいいのにとさえ思う
そんなこと…無理なんだけど
切ない気持ちになっていると
巧くんは
「そんな顔するなよ」
そう言いながら
私と一緒に布団に包まり
そして私を優しく抱きしめてキスをした
「……」
「俺はどこにも行かないから」
優しい言葉だと思う
でも私は
その巧くんの言葉で
現実に引き戻されたような気がした
気が遠くなるような絶頂のあと
巧くんは
私を仰向けにすると
「俺も、もう無理」
そう耳元で囁いて
また
私と巧くんは一つになった
それから
巧くんが果てたのは
そのすぐ後
果てると
荒い呼吸のまま私に重なり
二人繋がったまま
巧くんは
なかなか離れないでいた
微かな汗の匂い
耳に届く荒い呼吸
私の首元に頰を摺り寄せる
甘えるような仕草
全てが愛おしくて
巧くんの髪を撫でると
巧くんは
八重歯を見せて笑いながら
また少し腰を動かした
「抜きたくない」
「もう十分」
「やだ」
「クスッ」
「仕方ない…」
そう言って
巧くんは
ゆっくりと私の中から
いなくなってしまった
その瞬間
なんだか
夢から覚めてしまったような気がして
私は
少し泣きそうになっていた
ほんとは私も離れたくなかった
ずっと
巧くんと繋がっていたかった
時間が止まればいいのにとさえ思う
そんなこと…無理なんだけど
切ない気持ちになっていると
巧くんは
「そんな顔するなよ」
そう言いながら
私と一緒に布団に包まり
そして私を優しく抱きしめてキスをした
「……」
「俺はどこにも行かないから」
優しい言葉だと思う
でも私は
その巧くんの言葉で
現実に引き戻されたような気がした