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舞い降りた天使
第18章 密室
side 真穂
愛してるから
それとも…愛されてるから…
巧くんとのセックスは
狂ってしまいそうなほど
脳が痺れ
そして
こんなに短い時間でも
心も身体も満たされる
私は
恥ずかしいほどの痙攣に襲われながら
巧くんとほぼ同時に
絶頂という快感に酔いしれていた
あぁ…
このまま
どこにも行きたくない
そして巧くんと
離れたくない
そんな私の思いに気づいたのか
巧くんは
全てが終わると
倒れてしまいそうな私を抱き寄せた
「真穂…愛してるよ」
私が汗をかいていることも気にせず
頰をすり寄せる
そんな仕草で
私は巧くんに愛されてると実感する
こんな幸せがあるだろうか
こんな私に
こんな幸せが…
「離したくないよ」
「私だって離れたくない」
「朝まで側にいてもいい?」
「離れないで…」
「うん」