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舞い降りた天使
第21章 スタート
そして
40分後
プルルルル…
ん?
真穂との約束の時間
俺の携帯画面に表示されたのは
知らない番号だった
えっ…まさか……旦那?
いや
そんなわけ…ないよな
少々ビビりながら
その電話に出ると
電話の向こうから聞こえてきたのは
真穂の声だった
あぁそうか
もう公衆電話じゃなくていいのか…
「これ、真穂の携帯?」
「うん。
部屋からかけてるの。
公衆電話より
さっちゃんもいいかなと思って」
「そうだね。
ゆっくり話せると思う」
「じゃあ…代わるね」
「うん」
そう返事をすると
真穂はさっちゃんに携帯を渡したようで
その電話の向こうから
2人の会話が漏れ聞こえてきた
『お母さんはあっちの部屋で待ってて』
『うん。
じゃあ時間になったら
声かけるね』
駿太との会話に時間制限を設けてるみたいだな
それから
さっちゃんは真穂に
話を聞かれたくないってことか
「もしもし」
「さっちゃんこんばんは。
眠くないか?」
「うん、眠くない」
「じゃあ駿太と代わるね。
ゆっくり話していいからな」
「うん」
「なんだよ、緊張してんのか?」
「…ちょっと」
緊張するのを我慢してまで
駿太と話したいことってなんなんだろう
真穂に聞かれたくないことって
なんなんだろう…
「大丈夫だよ。
駿太は優しいから」
「うん」
「何時まで話してもいいからね」
「でも…」
「いいよ。
駿太もさっちゃんと沢山話しがしたいんだ。
お母さんには僕からちゃんと
お願いしてあげるから」
「うん」
「じゃあ代わるね」
「はい」
40分後
プルルルル…
ん?
真穂との約束の時間
俺の携帯画面に表示されたのは
知らない番号だった
えっ…まさか……旦那?
いや
そんなわけ…ないよな
少々ビビりながら
その電話に出ると
電話の向こうから聞こえてきたのは
真穂の声だった
あぁそうか
もう公衆電話じゃなくていいのか…
「これ、真穂の携帯?」
「うん。
部屋からかけてるの。
公衆電話より
さっちゃんもいいかなと思って」
「そうだね。
ゆっくり話せると思う」
「じゃあ…代わるね」
「うん」
そう返事をすると
真穂はさっちゃんに携帯を渡したようで
その電話の向こうから
2人の会話が漏れ聞こえてきた
『お母さんはあっちの部屋で待ってて』
『うん。
じゃあ時間になったら
声かけるね』
駿太との会話に時間制限を設けてるみたいだな
それから
さっちゃんは真穂に
話を聞かれたくないってことか
「もしもし」
「さっちゃんこんばんは。
眠くないか?」
「うん、眠くない」
「じゃあ駿太と代わるね。
ゆっくり話していいからな」
「うん」
「なんだよ、緊張してんのか?」
「…ちょっと」
緊張するのを我慢してまで
駿太と話したいことってなんなんだろう
真穂に聞かれたくないことって
なんなんだろう…
「大丈夫だよ。
駿太は優しいから」
「うん」
「何時まで話してもいいからね」
「でも…」
「いいよ。
駿太もさっちゃんと沢山話しがしたいんだ。
お母さんには僕からちゃんと
お願いしてあげるから」
「うん」
「じゃあ代わるね」
「はい」