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舞い降りた天使
第22章 恋愛
真穂をベットに一人にしたまま
俺は
部屋のカーテンを閉めて
着ていた服を脱ぎ捨てた
部屋の電気はついてない
カーテンは安物で遮光が甘く
部屋はやや薄暗いというくらいだ
セックスするなら
もちろん
真っ暗より多少明るい方がいいけど
俺はこのくらい薄暗い方が
甘い雰囲気がしてむしろ好きだ
真穂は布団に包まり
俺の行動を
黙ったまま見つめている
走りたいような
どうしようもない気持ち
その代わりに
やる
セックス
俺は
その真穂の言葉をリフレインしながら
冷蔵庫からペットボトルを取り出し
真穂の元に戻った
「飲む?」
「…うん」
布団に包まれ
身体を隠すようにしながら
起き上がる真穂を見ると
初めて
このベットで
真穂を抱こうとした
あの日のことを思い出しす
長かったな
あれから一年くらい経つのか…
そんなことを思いながら
真穂にペットボトルを渡すと
真穂は
キャップを外して
それを口に含んだ
すると
身体を隠す真穂の行為は疎かになり
俺は真穂に身体を寄せて
真穂の布団をずり下げた
「んっ…」
キャップを外さずに
ペットボトルを渡したのは
わざとだ
慌てて真穂は
どうにかしようとしたけど
まだキャップが空いたままのペットボトルを
どうすることもできないでいた