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第15章 少し大人に

前にはあんな風にキスしてきたくせに(笑)


距離が縮まったらなーーーにもしてこない岸本君。


それは彼の優しさなんだって思う。


マンションの入り口まで行くと・・・。


私は腕から離れて・・・。


岸本君の顔を見た。


「また明日な(笑)」


そう言って笑って・・・手を振ってきた。


「岸本君・・・・」


「ん～？？？？」


・・・・・・・。


好き・・・・。


「・・・ライン・・・してもいい？？？」


私が言うと・・・。


岸本君は


「いつもしてるじゃん(笑)いーーよッ・・・俺もしたいし(笑)」


・・・・・・//////////


「分かった・・・(笑)」



私も手を振ってマンションの入り口に入り振り返ると・・・・。



岸本君はドアが閉まるまで手を振ってくれていた。



好きなのに・・・。



言ったら壊れそうで、



言えない。




毎日一緒に居て、私にはどんどん欲が出るの。



岸本君にもっと・・・近づきたいなって・・・。





それはきっと、



私だけ。