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Love to regain~心から笑う日
第22章 手を差し伸べる時・・・・
杏side
久しぶりの休みで・・・。
少し背伸びをして銀座の街を歩いてみたの・・・・。
いつもは渋谷か新宿しか行かないけれど、ちょっと・・・大人の街を歩いてみたかった。
オープンして間もない銀座シックス。
セリーヌのバックが飾られているショーウィンドウを眺めていたら・・・・。
「待ち合わせですか???(笑)」
と、・・・若い男性が声を掛けてきた。
・・・・・・・。
「一人ですが・・・もう帰ります・・・」
そう言って断ると・・・男性はニッコリ笑って・・・。
「君可愛いよね???どこかの事務所に入ってる????(笑)」
怪しい怪しいッ・・・こういう詐欺今多いしッ!!!!!
私は少し後ろに下がって・・・。
「そういうの興味ないので・・・もう帰ります!!!」
そう言って離れようとすると・・・男の人は私の前に立ち道を塞ぐと・・・・。
「少し話出来ないかな???(笑)さっきから見ていたんだけどやっぱり凄く可愛いし・・うん、君なら直ぐに売れるよ(笑)悪くはしないからどう????」
何に売れるというのッ????
イヤイヤ、怪しすぎる!!!!
「大丈夫です!!もう帰らないといけないので・・・・」
そう言って逆側に歩き出すと・・・・。
「ちょっと待って???(笑)だったら名刺だけでも渡しておくからさ・・・・」