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エメラルドの鎮魂歌
第4章 美しき森の虜囚
「…ああ…そんな…ふか…い…!」
甘く呻くように喘ぐ瑞葉の腰を強く掴む。

…毎晩、濃厚に情熱を込めて愛している瑞葉のその身体は、少し馴らしただけで直ぐに八雲を受け入れるようになっていた。
柔らかく熟れた果実に鋭いナイフを入れるように、八雲は身体を深く沈める。

体位は獣が交わるような野蛮な形だ。
…膝をつき、腰を高く上げるこの卑猥な体位を、瑞葉は最初は激しく抵抗した。
「…い…や…はずかし…い…やめ…て…」
泣きながら嫌がったが、八雲が甘い睦言をその鼓膜に囁き、丹念に愛撫と口づけを繰り返すと、次第に身体を柔らかく溶かし…恥じらいながらも受け入れたのだ。

今でも、体勢を変えられると一瞬、身体を硬らせるが、八雲が甘く優しく命令すると、小さくため息を吐きながら膝を着く。

瑞葉は八雲の言いつけに従順だ。
逆らうことは一度もない。
…特に、性の交わりに関しては初めは未知なものに対して恐れ慄くが、やがてすべてを受け入れ…しなやかに八雲に従うのだ。
閨の中では、どんなに淫らな言いつけにも素直に従うようになった。
…それは、八雲の濃密な愛と性の調教の成果でもあった。


「…ああ…も…う…だめ…」
雪のように白いほくろ一つない美しい背中…そして、か細い腰を揺らめかせながら、瑞葉は喘いだ。
「…もう…挿入れないで…くるし…い…」
だがその言葉とは裏腹に、瑞葉の薔薇色の淫肉は八雲の牡を絡め取り離さない…。
「…まだですよ。…まだ貴方の中に挿入らせてください…。
…ああ…あんなに毎晩犯しているというのに…。
貴方の中は、狭いですね。
…まるで、男を知らぬ処女のようだ…」
傲慢に牡を捻じ込み、わざと下劣な言葉をその薄桃色に染まった耳朶に囁くと、瑞葉の肉がきゅっと締まった。
「…んんっ…!…は…ああ…ん…」
「…感じておられるのですね…。
…たった一ヶ月でこんなにもお身体を開花させて…。
本当に貴方は…淫らな方だ…」
男のあまりな言葉に、瑞葉は唇を噛み締めて涙を零す。
「…ひどい…八雲が…僕の身体を変えたのに…」

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