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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第7章 嫌な事は全部、俺が忘れさせる
頬杖を突き出し、眺めるのを止める気配が無い…
「私の身体なんて見ても面白くないのに…」
「そんな事無いよ。肌触りは滑らかで、身体も締まっていてとても綺麗だ。だから、もっと見たい…絶対触らないから」
男性から褒められた事があまり無かったので、繁正さんの発言にイマイチピンと来なかった。
繁正さんって変わってるし、割と頑固…
観念して、仕方なく鏡越しに見られながら胸を洗うことにした。
「……」
鏡には無言で私の身体をジッと眺める彼の姿が映る。
見られていると、普段やっている動きがぎこちなくなる。
繁正さんの熱っぽい視線に、身体を犯されているような…
「泡まみれの君の身体は凄いエロいな…そそられる」
うー…見ない見ない。
目を閉じて、鏡を余り見ないようにする。
今鏡越しに視線が合ったら、襲われそう…!
「お、終わりました…」
「うん。じゃあ先に浸かって。もう1人で動ける?」
「はい」
「…俺が洗ってるとこ見ても良いよ」
「見ません!」