この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第12章 彼女の真似でもしてくれるの?
頭上から温水がかけられ、全身びしょ濡れに。
何が起こったのか一瞬理解出来なかったが、すぐに犯人である繁正さんに対して猛烈な怒りが湧き上がった。
「何するんですかいきなり!?」
「あー、濡れちゃったね」
「いや、ワザとでしょ!?」
「ごめん、シャワーの位置が悪かったね…」
口では申し訳なさそうに話してるのに、顔が「してやった」という表情で、全く謝ってるように思えない…
「でも、良かったね。風呂に入る前に部屋着に着替えといて。流石にスーツびしょ濡れにしたら絶交されてたかもね」
「やっぱりワザとじゃないですか…」
言い合いをしているうちに、繁正さんにパーカーのジッパーを下ろされそうになる。
「ちょっと!?何やってるんですか?」
「濡れて気持ち悪いだろ?早く脱がせてあげようと思って…」
「自分で脱げますから。ていうか、何がしたいんですか!?」
ここまで来て、ようやく繁正さんの目的が判明した…
やっぱりエッチしたいんじゃ…