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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第2章 黙ってて欲しかったら、分かるよね…?
身体をまさぐられている感じがして、意識が戻っていった…
目を開くと、真っ白で高い天井が目に入った。
頭を少し上げると、男の人が身体の上に…
「おはよう」
「あっ……」
男の人に目が行き、すぐに自分の今の姿を見て、固まった…
シャツを開かれて、胸のさらしを外されて胸が露わになり、ズボンも膝辺りまで下ろされている。
「あ、あっ…」
逃げようとするが、身体に力が入らない。
そうだ、お店の人とお酒凄い飲んで…
「大人しくして」
この人、お店の常連さん…
よりによって、知り合いに秘密を知られるなんて!!
「まさか翔太くんが女の子だとは知らなかったな…」
「……」
「男の格好して働くんだから、何か理由があるんでしょ?」
答えたくなくて、顔を背けた。
すると男の人は耳に唇を寄せて、囁いた。
「黙ってて欲しかったら、分かるよね?」
「…!」
顔を正面に向けた瞬間、顔を掴まれて唇を押し付けてきた。