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スパイス
第13章 始まりは性愛
セックスが終わった後、恥じらいで互いに顔を見合せながら笑っていた。
「和香奈もエッチだな」
「私、良い子になるのも辞めたの。
本当の私はエッチなんだ。
だから歩とまた会いたいと思った。
光輝の事があるから本当は会ったりしたらいけないはずなんだけど、欲には勝てない。
寂しい気持ちも身体も歩とセックスしてると忘れていくの。
歩には悪い事してるけど……」
「俺も欲には勝てない。
光輝の事を気にしないわけじゃないけど、それは過去だろ?
疚しい事してるわけじゃない。
正直なのさ。俺達は」
初めて和香奈にプレゼントしたのは、ピンクのチューリップじゃないな。
和香奈の愛液で濡らし、テカテカと輝く真っ黒で卑猥なチンポバイブだ。
それをカウントに入れてないのか(笑)
ならそれはそれでいいや。
彼女と思えるまで、俺達は友達を通した。
寂しくなれば身体を合わせてセックスをして、お互いのありのままを見せ合いながら情も深めた。
その時の俺達はセフレよりも堅い絆で結ばれて、お互いの欲しいものを補う存在だったんだ。