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第5章 一気に加速

 直に触った夏帆の胸
掌に肌の温もりを感じながら、その感触を味わう。
指先にはコリッと硬くなった乳首の感触が伝わり、体中が熱くなった。

 「さ、聡君……恥ずかしいよ」

 「夏帆とそうなりたいんだ」

 俺は夏帆の耳元で囁く。

 「あ、あのさ……今日少し暑かったよね」

 「うん」

 「私、少し汗かいたの」

 「うん」

 「だからその………シャワー浴びなきゃヤダ!」

 「あっ、あ!!そうだよね」

 「一緒に浴びる?」

 
 おっ、オイ!そうくるのか!!
一緒に入るのか?
確かに、そういう事したいからこういう場所に来たわけで、今はその途中で、恥じらうあなたの気持ちも分かりますよ!
俺、今、あなたのコリコリに立った乳首を指先でコネコネしてますし……
初めてこういう事にしてるんですよね?

 「浴びる?」

 俺は疑問符を残しながら返事をし、夏帆の顔を見た。
夏帆は照れながら、「うん」そう言って笑った。

 『この展開は普通?』と自分に問いかけながらも、二人で浴室まで手を繋いで歩いて、お互い照れながら衣服を脱ぎ、生まれたまんまの姿で抱き合って……それから濃厚なフレンチキスをしながらシャワーを浴びた。

 恥じらいながらも大胆で、こんなスキンシップもアリなんだと思った夜だった。
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