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永遠の愛を奪って
第10章 深まる愛と過去
どこに隠そうかおどおどしているところを見る限り、明らかに焦っている。
奪い取ったDVDを棚の裏に隠し終えてから、私はすぐに青木くんに頬を膨らませながら詰め寄った。
「……なんかちょっと嫌だなーって思った。この前の三連休にプールで他の女の体を見てる時みたいに……」
「ごめん……。はっきり言うようになったな」
「今度から思ったことはちゃんと言えるように頑張ろうかなって思って……」
「その方が我慢して元気がない顔をされているよりずっといいや」
腕を引かれてベッドの前まで連れて行かれた後、シーツの上に座った青木くんに腰を掴まれる。
そのまま引かれてストンッと落ちた先は同じベッドの上で私は青木くんの股の間に座っていた。
顔を見ようとして振り向くと急に口を塞ぐようにキスをされて甘い時間へ導かれていく。
「小春……。キスしてる時の顔、可愛いな……」