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永遠の愛を奪って
第2章 処女卒業前の夜
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「アレって……、セックスのこと……?」
「うん」
「マジか……」
「…………」
駅の近くの通りで歩いている人の数は多いのに黙った瞬間とても静かに思えた。
ドン引きされたかな……。
カッコいいからと言う理由で気になっていた人にこんなことを知られたくなかったから、なんだか軽々しく言ってしまった自分が浅はかに思えてくる。
きっと酒を飲んだせいもあるんだろう。
飲んでいなければ、青木くんにこんなことを言ったりしなかった。
「やってみたいなっては思っていたけど……」
「処女を卒業したいとか?」
「……したい」
「じゃあ、オレとする?」
「……うん」
こうして処女を卒業するあの時間がやってきた。
青木くんが結婚しているか、彼女がいるかも分からない。
でもセックスがどんなものか分からなくて、してみたかったから後悔はない。
ただ、好きになってしまったことには後悔しているけど……――――
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