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第16章 満たされる心と体。そして……

見渡す限り、この部屋にはダブルよりも大きなベッド、パチスロ、ハンドマッサージ機、カラオケセットなどが置いてある。


入ってから真っ直ぐにベッドに来たからまだ浴室は見ていない。


「きっとここも狭いと思うし、二人じゃ入れないって」


「狭いところでも興奮するだろ。仲直りってことで一緒に行こうよ、小春」


下着姿にされた後、祐に背中を押されて仕方なく浴室へと向かう。


ドアを開けるとアメニティが充実している洗面台がある脱衣所があって、その向こうには家の風呂場よりも広い浴室があった。


しかも壁にマットも立てかけてあり、見慣れない形をした風呂椅子も置いてある。


浴槽も二人用と言えるほど大きなもので悠々とバスタイムを送れる場所となっていた。


「ほら、広い。これなら二人で入っても文句ないだろ」


「ないけど……。広すぎない？」


「ローションプレイをするにはいいかもな。ローションも洗面台にあったし、マットもそこにあるし」