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永遠の愛を奪って
第18章 彼氏宣言と事情
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お婆ちゃんに見送られて会社へと向かって祐と一緒に歩く。
通勤ラッシュの時間だけあって道路も混んでいるし、周囲に歩いている大人が多い。
ここに同じ会社で働く人が紛れていてもおかしくなかった。
「なぁ、小春。なんでそんなに辺りを警戒しているんだよ」
「同僚に見つかったりしないかなって思って……」
「そんなことかよ。別に見つかってもいいじゃん。付き合ってることをもう隠してねーんだし」
知られると恥ずかしいから私は黙っていたけど祐は誰にも隠してないんだ……。
それがよく分かったのは会社の敷地内に入ってからだった。
「おはよう、青木」
先輩だと思われる女性に気さくに声を掛けられて祐が笑顔で「おはようございます」っと返していて、私も続いて挨拶をした。
「朝から他の課の子と一緒だなんて珍しいねぇ。まさか付き合ってんの?
セフレはいるって噂で聞いたけど彼女なんていたっけ?」
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