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永遠の愛を奪って
第21章 祐の出した答え
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椿さんがニヤニヤとした視線を向けると土嶋さんの顔が一気に赤く染まっていく。
何を話しても険しかった表情さえも緩んでいって私は驚きを隠せなかった。
「やっ、やめてよ!優は朝からうざすぎ。
わっ、わたしは……、祐の幸せを願って白米さんに言ってるだけだし……」
「でもたまにデレるから可愛いやつだよなー。よしよし、可愛い、可愛い」
「うるさい。バカ優。さっさと会社に行って仕事しろ」
宥めるように言った椿さんはバシバシと叩いてくる土嶋さんの頭を愛でるように撫でている。
その様子を見ていた私の表情は驚きから真顔へと変わっていった。
「…………」
私は朝から何を見せられているんだろう……。
これは惚気と言っても過言ではない。
仲睦まじい姿を前にしてここにいるのが気まずくなった私は急いでパンを口の中へと放り込み、残っていたコーヒーを一気飲みした。
「先に会社に行きますね。どうぞ二人でごゆっくり」
「ちょっと、白米さん!?」
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