この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第21章 祐の出した答え
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「うん。ばーちゃんの手伝いをして待ってる」
手を振って一旦別れてからも祐のことで頭がいっぱいだった。
これから歩いて向かうのは色んなお店が揃っている駅前のショッピングモール。
でも服を買いに行くわけではない。
サプライズで祐にプレゼントする物を買いに行くからひとりで行きたかった。
いつも財布には現金しか持ち歩かないけど、今日はクレジットカードを入れている。
買おうと思っている物は数千円で買えるものではないからだ。五ヵ月分の給料がなくなることは覚悟している。
ショッピングモールに着いてから私は目をつけていた店へと真っ直ぐに向かった。
そこはブランド物を扱っている時計屋。
祐にプレゼントしようと思っていた物は腕時計で、ショーケースに並んでいるもののデザインと値段をゆっくりと見ていく。
それにしてもブランド物は高い。
税抜き価格だから会計時にはもっと値段が上がるだろう。
でも、このくらい祐と自分のためなら……――――
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)