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永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



「ごめん。でもオレにも話したいタイミングがあるから……」


それは私にだってあるから分かる。今だって探っていたところだ。


でも一緒にいれるのはあと二日しかない。

しかも、最後の日の土曜日は一日いれるわけではなくて祐が出発する日だった。


他の誰かが絡んでいそうな不安を抱えたまま祐と離ればなれになるなんて御免だ。


声を聞いて、顔を見て真実を話して欲しい……。



「今じゃないとダメ。教えてくれないとやだ」


「えっ!?まだ教えられないよ」


聞き出そうとすると焦った顔へと変わり、私からも視線を逸らしてなんだか焦っているようにも見えた。


土嶋さんとのことも済んで、今更ここまで隠すことが何かあるんだろうか……。



「……怪しいんですけど」


「何も怪しくないって。小春に必ず話すから、まだ待っていてくれって……」


「そんな時間はないから待てないよ……。もうすぐ会えなくなるんだよ!?祐はそこまで私のことを考えていないの……?」


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