この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第22章 プロポーズ



うじうじしている私を見て険しい表情をした土嶋さんは個室に入り、用事が済んでからさっさとトイレから出て行った。


何度も自分の悪いところを指摘されてきたけど、ごもっともだから反論できない。


せっかく来たから少し乱れてしまった髪を整えてからトイレを出よう……。


くるんと跳ねた毛先を直すのに苦戦してから廊下に出ると、近くの窓から外を眺めて立っている祐がいた。



「たっ、祐っ……!」


せっかくやって来たチャンスをもう逃したくなくて透かさず声を掛けてみると、すぐに気づいて私の方へ近づいてきてくれた。


いつもと同じネクタイを締めてスーツを着ているのに、この会社でその姿を見れるのが最後だと思うと付き合う前の頃のようにどこか新鮮に見える。



「小春がトイレの近くで待ってるって葉月から聞いたから来たんだけど」


どうやら土嶋さんが呼んできてくれたようだ。


情けない私の気を引き締めてくれた上に読んできてくれるなんて……。ここまでされたら頭が上がらない。


今度こそはその行為を無駄にしたくなくて私は祐に向かって頭を下げた。



「昨日の夜と今朝はごめんなさい」


/788ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ