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第21章 愛しのエリー

「ああ、それではディナー前の会合を始めたいと思います…本日は、ポムじいさんの次男さん夫婦と三男さん夫婦と四男さん夫婦と五男さん夫婦がポルトガル北部のワイナリー農園の経営を３月１日から始めることができましたことなどの報告をしたいと思います…それでは、次男さん夫婦からごあいさつをよろしくお願いいたします。」

大番頭はんからのごあいさつのあと、次男さん夫婦～三男さん夫婦～四男さん夫婦～五男さん夫婦の順であいさつをしました。

最後にポムじいさんからのごあいさつがありました。

「新天地での農園の経営を始めることができたので、ワシもひと安心じゃ…ムッシュイワマツ…これからもよろしく頼むゾ。」

ポムじいさんからのあいさつのあと、みんなでディナーに入りました。

高級レストランの窓から、ポルトの市街地の夜景と夜の海の風景が写っている中、店内は薄暗いオレンジ色のムード灯が灯っている中でピアノの生演奏が聴こえていました。

ピアノから聴こえてくる曲は、テレサテンさんが広東語で歌っていましたラブソング『何日君再来(ホーリーツィンツァイライ)』が流れていました。

そんな中で、私たちは静かにディナーを楽しんでいました。