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咲の旅物語
第18章 噂の屋台
ライアーの言葉通り、パーティーは間もなく始まった。
主役の王子は今年で18歳になると言う。
王様に似て、体躯はスラッとしているのだが鍛えているのか物腰に隙はない。
ザンルーフと王様のいいとこ取りをしたようで、見た目も麗しい。
これは歴代でも最高の美形の王が誕生すると、周りでもひそひそ来客の女性達が噂していた。
王様ことエルダリュースの挨拶が終わり、王子こと
リッカンが壇上に立つとあちこちからため息が漏れた。
「皆様、本日は私のためにお集まりいただきありがとうございます。どうか、今日はごゆるりとパーティーをお楽しみください。」
微笑を張り付けた表情で、会場を見渡しながら拡声の魔法を使って挨拶をする。
会場の隅でグラス片手に見ていた咲は、リッカンと目が合った気がして、何故か寒気がしていた。
見目麗しい王子と目があって寒気など…と、違和感に首を傾げていたが、理由は直ぐに解ることになる。
主役の王子は今年で18歳になると言う。
王様に似て、体躯はスラッとしているのだが鍛えているのか物腰に隙はない。
ザンルーフと王様のいいとこ取りをしたようで、見た目も麗しい。
これは歴代でも最高の美形の王が誕生すると、周りでもひそひそ来客の女性達が噂していた。
王様ことエルダリュースの挨拶が終わり、王子こと
リッカンが壇上に立つとあちこちからため息が漏れた。
「皆様、本日は私のためにお集まりいただきありがとうございます。どうか、今日はごゆるりとパーティーをお楽しみください。」
微笑を張り付けた表情で、会場を見渡しながら拡声の魔法を使って挨拶をする。
会場の隅でグラス片手に見ていた咲は、リッカンと目が合った気がして、何故か寒気がしていた。
見目麗しい王子と目があって寒気など…と、違和感に首を傾げていたが、理由は直ぐに解ることになる。