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咲の旅物語
第7章 湖の神殿
次に感じたのは、懐かしいフワフワした何かだった。
そっと目を開くと、タチバナが優しく涙を指で拭っていた。
「…タチ…バ…ナ」
声が掠れる。
「咲。オレの力がお前の魂に混ざってしまった。
すまない…辛かったな…」
タチバナの優しい声を聞き、一気に涙が溢れだす。
タチバナの首に抱きつき、声を上げて泣きじゃくる。
そんな咲を抱きしめ背中をしばらく撫でてくれた。
「落ち着いたか?」
静かに頷く。
「今のお前状態は魂に俺の神力が混ざっている。
神力だけを抜き取れれば良いのだが、半分融合した状態だ。
それをすれば、お前の自我も崩壊するだろう。
だから今から完全に融合させる。」
咲は、タチバナを上目遣いで見つめ、首を縦にふる。
全てをタチバナに託した。
タチバナはふっと微笑み
「大丈夫。力を抜いて楽にしていろ。」
言われた通りにする。
そっと目を開くと、タチバナが優しく涙を指で拭っていた。
「…タチ…バ…ナ」
声が掠れる。
「咲。オレの力がお前の魂に混ざってしまった。
すまない…辛かったな…」
タチバナの優しい声を聞き、一気に涙が溢れだす。
タチバナの首に抱きつき、声を上げて泣きじゃくる。
そんな咲を抱きしめ背中をしばらく撫でてくれた。
「落ち着いたか?」
静かに頷く。
「今のお前状態は魂に俺の神力が混ざっている。
神力だけを抜き取れれば良いのだが、半分融合した状態だ。
それをすれば、お前の自我も崩壊するだろう。
だから今から完全に融合させる。」
咲は、タチバナを上目遣いで見つめ、首を縦にふる。
全てをタチバナに託した。
タチバナはふっと微笑み
「大丈夫。力を抜いて楽にしていろ。」
言われた通りにする。