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幸せ時間
第3章 チャラ男
汚いけど気にしないでと
明るく詫びられ一緒に部屋に入る
カチャンと鍵をかける音が
いつもよりやけに耳に響いた
「雅人‥こっち」
もう何度来たかわからない雅人の部屋
飲み物を冷蔵庫にしまう雅人の手を引いてベッドへ向かう
「んー?どしたのー??」
雅人は不思議そうに、
でも相変わらずにこにこしながらついて来る
雅人をベッドに座らせて
あたしは膝に跨がる
「へ‥‥‥?」
トンっと胸を押すと
簡単に後ろに倒れる雅人
「え?え‥?
どしたの花音ちゃん?」
驚いているがまだまだ余裕そうで少し悔しい
あたしにはドキドキしないのかなあ
無言で覆い被さり雅人にキスをすると
雅人は優しくキスに応えてくれる
「ん、ん、」
軽いキスしかしたことがないあたしは
これだけでも声が漏れてしまう
「本当にどした?」
唇を話すと優しく頭を撫でてくる
ふるふると頭を横に振って
雅人の上着をめくりあげる