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わがままな氷上の貴公子
第7章  不安


 それだけは、引退する日が来るまで変わらないかもしれない。
 でも、スケートと人間を比べることは出来ないと分かった。
 大事な時期の練習を休んで、ここまで来てしまったんだから。
 和子さんに急かされたせいもあるが、オレ自身も焦っていた。
 付き合っているなら、真っ先に駆け付けるのは塔子の役目だろう。塔子の家に通っていた理由を聞いて、安心している。
 こうして来なければ、もっとスケートにも支障が出ていたかもしれない。
 食欲がなく、倒れていたかもしれない。
 それ以上に、どうしてずっと自分の気持ちに気付けなかったんだろう。
 自分でも、笑いを堪えた。
 これからは、少しくらい優しくしてやろうか……。
 そう思いながら目を閉じた。


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