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エロ小説を100冊読んでみた
第29章 口止めのご褒美は男装乙女とイチャエロです!

この作品を読んで考えさせられたのは「ヒロインがエッチする口実と動機」についてです。
・男装乙女たち
自分の正体を秘密にしておいて欲しい→口止めとしてエッチなことをしてあげる(口実)/本当は主人公のことが好き(動機)
・お嬢様女生徒
男同士でエッチという間違った道から引き戻す→そのために女である自分がエッチしてあげる(口実)/本当は主人公のことが好き(動機)
そうなんだよな、和姦ものエロだったら「ヒロインは主人公に好意を持っている」というのが一番わかりやすいし、自然だし、読んでいてニヤニヤできるよね。きっと読者はそれを求めているんだろうな。
それに対して、「とはいえ女の子なのでストレートにエッチしてと言えない」というのもまた自然で、だからこそ「エッチするための口実」が大切になってくる。
そこの点で「女であるという秘密を口止めするため」というのは男装乙女というコンセプトに沿っているし、その男装乙女たちとの情事を「男同士で」と勘違いして……というのもこの作品ならではのアイデアなのだろう。それはとてもいいと思う。

