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エロ小説を100冊読んでみた
第34章 My妹

だからこそ、わかつきひかる先生は「ジュブナイルポルノ」の女王であり続けるし、あり続けることにプライドを持っているのではないかなーと思いました。「エロラノベの女王」とは呼ばれようとも思っていないのではないか。
もちろん、エロもやり切っているのでエロラノベとしても文句のつけようがない。これでエロが弱くなっていたらブーイングも出るかもですけど。そーじゃない。「ジュブナイルポルノ」でもあり「エロラノベ」でもある。
職業作家としてのプライドと創作者としての信念がせめぎ合った上で昇華されとるやんけ。それがそのまま作家性にもなっている。
これを代表作と言わずして何と言おうか。
ぐぅの音も出ません。
いいもの読ませて頂きました。
【メモ】
ピンヒロイン
三人称ヒロイン視点(エッチシーンで竿役と視点が交互にスイッチ)
最初のエッチ……進行度8%から。
●学んだこと
・男性読者向けなら書く前に「男が望むこと」を箇条書きにしてそれ全部やれ。特にヒロインの造形にはそれを活かせ。
・女性読者向けなら書く前に「女が望むこと」を箇条書きにしてそれ全部やれ。特にヒーローの造形にはそれを活かせ。
・女だからこそ女のことを自由に書けるが、男だって女のことを自由に書いていい。どうせ読むのは男だ。
・男だからこそ男のことを自由に書けるが、女だって男のことを自由に書いていい。どうせ読むのは女だ。
・エッチの串団子では団子を極限まで大きくしよう。
・伏線と回収を効果的に使うことで非官能シーンを最小限のボリュームでプロットを成立させることができる。
・小説が漫画や動画に勝るのは感覚の表現力。
■目標達成まであと……66冊

