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エロ小説を100冊読んでみた
第39章 ダブル美少女の心を読んでラブ奴隷に落とした件

さて、前置きが長くなりましたが本作の内容へと。
自分に恋する女の子の心を読むことができる「乙女恋心」という能力を手に入れた主人公の物語。
普段、何かとつっかかってくる同級生の高飛車お嬢様、そしてもう一人、幼馴染の姉的存在の美少女のダブルヒロイン。
二人とも内心では主人公のことが好きなのに、鈍感な主人公は自分はモテない男だと思っている。
そんな状況を変えてくれるのが「乙女恋心」の力というわけです。
もうひとつ心を読むという設定が活きているのは、それぞれのヒロインが外見のイメージとは真逆の欲求を抱えているという点。
高飛車お嬢様は「男に尽くしたい」タイプ。姉的存在は「男にリードして欲しい」タイプ。
心を読めなければ気づかなかった彼女たちのそんな願望に応えることで、一気に愛が高まるという。
筆祭先生はアイデア型の作家で、設定を活かすための計算にも優れているなという印象を持っていますが、まさにそんな特徴が出ています。
で、ヒロイン二人との関係性の進展が交互に描かれていき、エッチなことまでしちゃって初めて主人公は気づく「これって二股じゃん!?」
遅えよ!(笑)
ツッコミ必至なのですが、そういうエロラノベ特有のゆるさもまたいいですよね。

