この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エロ小説を100冊読んでみた
第44章 魔法少女シア 狂愛と搾精に溺れる乙女
前回に引き続き、今回も下山田ナンプラーの助先生の作品です。
デビュー作から一年を経ての今作。今年の三月発売ですから今まで読んで来た中では一番新しい作品でもありますね。
ノクターンからの書籍化だった前作に対して、今作は書き下ろし。きっちりと二次元ドリームノベルスのレーベルカラーに合わせてきています。
すなわち「強くて美しい正義のヒロインが屈服され敗北するエロス」という内容。
以前、わかつきひかる先生との対談の中で「新人が一番苦労するのはレーベルカラーに合わせるということ」だと伺ったことがあります。これがなかなか難易度が高いのだと。
自分が書きたいようにしか書けないというタイプの作家さんの鬼門というか。
ネットでは人気がある作品が書けるのに、商業から引き合いがこない、受賞もできないという人の中には、これで悩んでいる人もいるのだろうな。
良い作品が書けても、受け皿となるレーベルがなければ商業デビューは一段階難易度を増すということでしょうか。
その点、きっちりとレーベルカラーに合わせた作品を書き下ろしできるあたり、下山田先生の実力が窺えますね。