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エロ小説を100冊読んでみた
第45章 小悪魔カノジョ featuring かたこい
それにしても、2013年の漫画を2019年にノベライズってけっこう珍しい気もします。インターバル6年ですよ!
そういえば、2004年の人気エロ漫画『銀龍の黎明』(向正義先生)が10年の時を経て2015年にノベライズ(御堂乱先生)されたケースがありましたが……。
こういうの、どういう経緯で企画成立したのかも気になりますね。
どちらも、漫画の版元が同じ(銀龍はかつてフランス書院が出していたエロ漫画誌COMICパピポで連載)なので、過去の売れたデータに基づいてのことだと思いますが。
で、『かたこい』は全部で四本の短編です。
1.魔法の惚れ薬がきっかけで転校生のエルフヒロインとエッチしちゃう話
2.それを知ってヤキモチ焼いた幼馴染に迫られてエッチしちゃう話
3.張り合う二人と3Pしちゃう話
4.魔法の惚れ薬によって、クラスの女の子と大乱交する話
漫画はこの四編。
エロ漫画の短編作品って、文庫小説のボリュームに換算すると、だいたい一章分なんですよね。
そして、文庫小説だとボリューム的に五章~七章ぐらいの内容が必要になってきます。
つまり、原作のボリュームはそのまま文庫小説にするにはちょっと足りない。
マニアックに言えば、ここをノベライザーがどう処理するかというのが、ひとつの見所です。
もちろん、オリジナルエピソードを足すわけですが。