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エロ小説を100冊読んでみた
第45章 小悪魔カノジョ featuring かたこい
この時点で作品としての特徴はなんかよくわからんことになります。
でも、きっとわかっててやりましたね。
そしてやりきった。
それがノベライザーとしての心意気というか、ひとつの覚悟だと私は受け止めました。
そして、後半はそこからのクライマックス展開。
エルフヒロインのお家事情に巻き込まれる主人公と、救出作戦に動く幼馴染&乱交メンバー。
力技でドタバタ劇を展開させていく所にベテランの味を見ました。そして、どうにか再びダブルヒロインの構図に収束させてハッピーエンド。
これ、本当にやっぱり経験がないとこういう収め方ってできないんじゃないかなあ。
乱交展開をカットすることもできただろうし、結末の位置に持ってくることもできたと思うんです。
でも、そうしなかった。
ハーレムエピソードを削れば、それはそれでこの作品ではなくなってしまうし、かといって結末にハーレムを位置させれば、それはやっぱり『かたこい』ではなくなってしまうという判断。
原作を全部抱えて持っていくぜ! という気概がそうさせたんだと思います。
私も昨年のお仕事でノベライズを始めて経験したので、そんな視点からの勉強になりました。
ん…? 昨年?
って、いつの間にか年あけてもーとるやないかい!
100冊読めた!?
【メモ】
漫画原作ノベライズ
和姦Wヒロイン
三人称神視点
最初のエッチ
……10%
エロプロローグあり
●学んだこと
・原作に忠実なストーリー展開でも、小説では心理描写でアドバンテージが出る。
・原作を大事にするスタンスは気持ち良い
・ダブルヒロインとハーレムは別物であり相性は良くない
・ダブルヒロインで始まったのなら、最低限、結末もダブルヒロインで締める(そうすればギリギリ体裁は保たれる)
■目標達成まであと……55冊