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エロ小説を100冊読んでみた
第46章 あとがき
それでも、前半は良い感じだったんですよね。
実際、大半は上半期に読了したものばかりですから、ですが、新刊のお仕事を頂いた半年前の時点で、エロ小説を読む時間、分析する時間、感想を書く時間というのが持てなくなりました。
そうなったらそうなったで、なんとか100冊読めるようスタイルを変えるべきだった。でもその余裕がなかった。
これが反省点ですね。
失敗したとはいえ得たものも沢山あるので、これからもエロ小説を読み続けていこうと思っています!
やっぱ、既存作品を読まないとそのジャンルのことはわかんない。
他人の書いたものなんか関係ねえ! 自分の書きたいものをかけばそれでいいんだ! というスタンスも間違いではないと思いますが、自分にはそれはできない。
レーベルカラーやジャンルの特徴、あるいはその投稿小説サイトのユーザーの好みをしっかりと勉強して、それをフィードバックしていくというのが性に合っているんだろうな。
そんなやり方だと、読者や流行におもねった作品しか書けなくなるんじゃないの? という不安や意見もあるとは思いますが、私はそうは思わない。
既存の作品やお約束を知ったとしても、作家個人のオリジナリティというのはどーしょうもなく滲んでしまうもの。単なるコピーにはなりようがないんじゃないかなあ。
もちろん、コピーに徹するつもりで書けばコピーになるのでしょうけれども。