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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第37章 十七章 ハローワークに行こう!
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アルは無意識の内に器具を掴んでいた手を緩めてしまい、重りの落ちる反動で危うく怪我をするところだった。
声のする方を見上げると、アルの頭上で揺れている鉄の棒を落ちないようにロイドが支えている
「・・あ・・・・・」
まだ対処方も見つからないうちに会ってしまった
… どうしよう──
なんか気まずい‥
「ほらっ、しっかり握っておかないとまた、手が滑るぞ」
動揺してるアルに対してロイドは至って冷静だった
アルの手を取り棒を握らせる‥
白い小さな手を取るとやっぱりロイドの胸が疼いた
ロイドはその疼きから気をそらし平然を保つように世間話を始めた…
昨日の事にはなるべく触れないようにしたかったからだ。
そう、ロイド自身もまだ自分でどう対処すればいいかわからなかった‥
「新しい家は住み心地どうだ?」
「えっ? あ、…あぁ、最高だよ
‥みんなそれぞれ部屋もあるんだ!眺めも最高だし」
ロイドの自然さに安心して、アルも徐々にいつもの雰囲気に戻っていく
「あぁ、あそこら辺は高級住宅街だからな。
よかったな、ザドルに気に入られて!」
アルは無意識の内に器具を掴んでいた手を緩めてしまい、重りの落ちる反動で危うく怪我をするところだった。
声のする方を見上げると、アルの頭上で揺れている鉄の棒を落ちないようにロイドが支えている
「・・あ・・・・・」
まだ対処方も見つからないうちに会ってしまった
… どうしよう──
なんか気まずい‥
「ほらっ、しっかり握っておかないとまた、手が滑るぞ」
動揺してるアルに対してロイドは至って冷静だった
アルの手を取り棒を握らせる‥
白い小さな手を取るとやっぱりロイドの胸が疼いた
ロイドはその疼きから気をそらし平然を保つように世間話を始めた…
昨日の事にはなるべく触れないようにしたかったからだ。
そう、ロイド自身もまだ自分でどう対処すればいいかわからなかった‥
「新しい家は住み心地どうだ?」
「えっ? あ、…あぁ、最高だよ
‥みんなそれぞれ部屋もあるんだ!眺めも最高だし」
ロイドの自然さに安心して、アルも徐々にいつもの雰囲気に戻っていく
「あぁ、あそこら辺は高級住宅街だからな。
よかったな、ザドルに気に入られて!」