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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第42章 二章 ザ・リベンジ

「な…っ…ちょっとっ──

どうしたの?レオっ!?」



レオの異変に気づき、アルは抱き抱えたレオの体が異様に熱を持っていることに感づく


… 何....この腫れかた...


あらためてよく見るとレオの肩が紫色に変色し異常に腫れ上がっていることに気づいた


アルはレオの肩にある傷に手を伸ばし固まりかけた血の臭いを嗅ぐ



…!?っ

―――毒っ!?


「ティムっ!マークっ!!

ちょっと来てっ!!!」



アルの大声に何事かと子供達が部屋に飛び込んできた


「あぁっ


狼の兄ちゃんだっ!?」



レオを見るなりティムが叫びその後ろで子供達もはっとしていた


「ティム!! 医者を呼んでっ
毒にやられてるみたいなのっ!急いでっ!!!」



「わ、わかった!」


ティムは返事すると素早く外に駆けて行く


「マークっ何か解毒薬はないっ!?」


マークはレオに近よりアルと同じように傷口の臭いを嗅いだ


「ケシ科の植物の毒だ!
クスリはすぐ作れるよ!」


「お願いっ!!!」


アルに頷き返すとマークは超特急で自分の部屋に戻る

ユリアには冷たい水でタオルを濡らしてくるよう頼むとレオをそっと床に寝かせた


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