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天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第49章 溢れる想い〜激情〜
「…アレンのこと…っ…今は好きじゃないのか!?」
聞いてくるロイドにアルは巻くし立てた
「だってっ…色々在りすぎてアレンのこと考える余裕がなかったから──…っ
いつの間にか忘れてたんだもんっ」
「──っ‥忘れてた!?」
…忘れて…てっ…じゃあなにか?
アレンの事は忘れて俺のために手料理作ってくれた訳か!?
ひと時だけでも俺だけのことを思ってくれたって考えてもいいのか!?
──…っ…//
やばい…っ…堪らないっ
嬉し過ぎるッ!
再び顔を赤らめて、緩みがちになる表情を隠すようにロイドはアルを必死に掻き抱く。
「いいっ!!アルっ!
もういいからっ!!‥
アイツのことなんか思い出すなっ…」
…忘れていたことを思い出させてしまった…
ロイドは自分からアレンの名前を口にした事をひどく後悔した
パニクったままのアルの顔を両手で包み込む様に挟むと今度は激しく荒々しいキスをする。
パニクるアルは急なロイドの責めに呼吸が追いつかず息が乱れ始めた‥
「ぁっ…待って、ロイっ‥」
ロイドは苦し気に呼吸するアルの唇を放し、首筋に舌を這わせた…