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第52章 豪族！東尋坊

･

「ここだ‥‥‥


入んな‥」



更に重厚な扉を開かれ奥へと通される‥


「親方に接見したいって輩を連れてきました‥」


門番が青い幕で閉ざしてある向こう側に問いかけると、柔らかそうな布地がゆっくりと持ち上がり始める‥


豪華な作りの腰掛けに横になり女をはべらせた親方は銀食器の入れものに酒を注がせながら口を開いた‥‥



「お前ら何者じゃぁ‥


人がいい気分で酔ぅとる時に‥‥
人様の家ぇ尋ねるのに手ぶらたぁ‥‥
ちゃんとした教育受けとらんのぉ‥‥ふん‥‥‥」


‥ぁそうだ!手ぶらだ


アルは親方の言う事をまともに受けあたふたとしていた


長い腰掛けに横になり顔の部分は幕で隠れて良く見えない‥‥

女に膝枕をされながら親方は聞いてきた‥


「何の用じゃ‥


早ょぅ言え‥‥‥


ワシはこれからお楽しみなんじゃ‥‥のぉ‥‥」


親方はそう言いながら膝枕をしている女の太ももの間に手を差し込んだ――


女は抵抗もせずにゆっくりと足を開き親方の手を奥へと迎え入れる‥‥



その様子をアルはびっくりして見ていた


‥!?っちょっと
そんなこと人前でしないでよね///